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テクニカルで変態な音楽が大好きな大学生がCDを紹介するブログ、
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thatwasthenalb1.jpg














この方を紹介しなければならない使命が私にはある(笑)というわけで、Andy TimmonsThat Was Then, This Is Now: The Best Of X-Tacy
私のギター人生の中で最重要人物なのであります。
ちなみに、個人的ギターヒーローTOP5を紹介しますと(誰も聞いてない)
Eric Johnson,Thomas Blug,Andy Timmons,Jeff Kollman,
Ron Thal
といった感じですね。
彼らの特徴を併せ持ったギタリストになりたいと思っています。
と、私自身の話はここまでにしてアルバムの紹介ですね。
このアルバム、4曲の新曲+過去の作品からのベスト盤になっています。
そう考えるとお得で、内容もしっかりしてるわけでお勧めであります!!

1,Super '70s

この曲含め、最初の4曲が新曲になっています。
初期の作品にあったようなハードロックチューンですね。
どちらかというとブルース感のあるハードロックではありますね。
軽快なイントロ、合間にスライド入れてくるあたり、巧みですね〜。
ノリの良い曲の中でも、中間で絶妙のクランチトーンで聴かせる
ブルージーなソロも注目ポイントであります!!
この曲を聴くだけで彼のスゴさを体感できるでしょう。

2,Pink Champagne Sparkle
彼らしい開放感のあるブルージーなプレイが魅力的ですね。
やや中東的なメロディの使い方かもしれませんね。
高低差のあるメロディラインや緩急をつけたフレージング、何もかもが
巧すぎます。
そして、やはりここでも光る絶妙なクランチトーン。

3,Falling Down
さらにブルージー路線。前二曲と比べると、こちらは重ね録りせずに
ギター一本で弾き通してるように思えます。
現時点で最新作であるResolutionでの音楽性に近いですね。
限りなくトリオの一発録りに近いシンプルな構成ながら、巧みなコード
の使い方、ワウ等を絡めたエモーショナルなソロによって飽きのこない
シンプルさを実現しております。

4,Beautiful, Strange
リヴァースディレイによる(YGのDVDではE-bow使用してました)
イントロ、東洋的なメロディといった彼のあらたな一面をを見せる曲。
ミドルテンポのわりとノリの良い曲なのですが、音使いの独特さから
聞き入ってしまう不思議な気持ちにさせてくれるんですね〜。

5,Turn Away
味のあるJoe Satrianiみたいなハードロック系インストです。
サトリアーニ的なノリの良さに、彼らしいエモーショナルなソロが
印象的です。やや響きがネオクラ調に聴こえるとこもあったりします。
開放的なサウンド最高です。

6,I Remember Stevie

タイトルからお察しの通り、Stevie Ray Vaughan へ捧ぐ曲です。
どなたかScuttle Buttin'をイメージしたんじゃないかと仰ってましたが
私もそう思います。特にメインテーマとなる中盤のフレーズは
勢い、トーンがまさにスティーヴィー・レイヴォーンの同曲です。
それ以外にも、序盤・終盤のゆったりとブルージーに奏でる部分も
『あ〜、これこれ』ってニヤリとしてしまうのでは?(笑)

7,Cry For You
Andy Timmonsを語る上でこの曲は外せないでしょう。
ギターインスト史に残ると言っても過言ではないぐらい素晴らしい
バラードです。
もう、本当にギターが『泣いて』ます。
クリーントーンと心地良いドライブサウンドの使い分けや、ここぞって
時の豪快なチョーキング等、全てにおいて巧いです。
Youtube等でライブ映像が見れますので、そちらを見てください。
鳥肌立ちますんで(笑)

8,Farmer Sez
テキサスという土地柄だからでしょうか。
カントリーソングも、めちゃ巧いです。ややSteve Morse的?
この曲はテレキャスで弾いてるそうな。

9,Electric Gypsy

こちらも彼の代表曲ですね。イントロのコードワークから痺れます。
そして、タッピングハーモニクスを使った切ないメロディ、流れるように
綺麗なソロ等々、完璧です。こういう曲聴きますと、やはり彼はブルース
ギタリストなんだなと思わせます。
Little Wingに対する彼なりの回答のようにも感じます。

10,It's Getting Better
どちらかというとハードロック路線の曲なんですが、それでも一筋縄では
いかないのがAndy Timmonsなのです。
やや激しめのJeff Beck風のメインテーマにメロディアスなフレージングが
印象的です。ただ激しいだけではなく、途中にクリーントーンでジャジーに
聴かせる箇所もあり、素晴らしい構成になっています。


11,That Was Then, This Is Now
映画のサントラ用の曲だったみたいですよ。
ミドルテンポでメロディアスなプレイが印象的な曲です。
個人的には、所々のフレーズにMarty FriedmanSteve Vai
Joe Satrianiを感じますね〜。
メインメロディが素晴らしいのはもちろんなんですが、フィンガーピッキングと
思われるバッキングが個人的にはグッときました!!

12,Groove Or Die
ご存知、ファンに『イングウェイみたいの作って〜』って言われて出来た曲。
そんなこと言われて作ってしまう彼の人の良さ(?)に感心です。
イングウェイっぽいって言ってもいわゆるネオクラではないですね。
あくまで彼のスタイルにクラシカルな響きをちょいとスプーン一杯入れてみた
って感じでしょう(笑)めちゃくちゃ速いです!!
しかしながら、フレーズの強弱の付け方なんかに注目してみると。高速だが
エモーショナルですね。
実は、最近のライブ映像でこの曲をジャズアレンジしてるのがあったんですが
今度アルバムに入れてほしいと思うぐらい素晴らしい出来になってるんです。
是非、確認してみてください。

13,A Night To Remember
彼の隠れ名曲だなんて思ってるんですがどうでしょう?
Cry For Youほどの派手さはないものの、彼の渋いプレイが光るバラード。
こちらのほうが、より深い哀しみが表れていると思いますね。
若干、東洋的な雰囲気の曲調も哀しみの度合いを強めてるかもしれません。

14,Carpe Diem
これはモロに初期のJoe Satriani路線だと思います。
サトリアーニ風のハイテンポなバッキング&疾走感のあるソロ。
それでも、独特のタメやここ一番でのメロディなんかは
Andy Timmonsしてます!!

15,Donna Lee [Twist - Live!]
こちらはライブ音源になります。
この曲は、いろんな楽器でカヴァーされてますね。
彼は、この曲をベンチャーズ的な雰囲気にアレンジしてます。
独特のリヴァーヴ、良いですね〜。

16,Slips Away
唯一のヴォーカルナンバー。
ビートルズを愛する彼らしいポップな仕上がりになってます。
というか、まんまビートルズでは?
スライドバーっぽいニュアンスのソロが泣けてきますね。
ちなみに、Andy Timmons Bandのドラマーはリンゴ・スター
尊敬してます。


とまぁ、バリエーション豊かなアルバムに仕上がってますね。
これからインストを聴こうと思っているような方にはもちろん、
耳の肥えたヘヴィーリスナーにも、再度彼の素晴らしさを確認
してもらいたいです。


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godin_metal_kartoon.jpg














怒濤のChristophe Godin祭りの第一弾を飾るは、彼のソロ名義の作品となるMetal Kartoonです。
ジャケットからして、彼の愉快さが全面に表れております(笑)

1,Introduction

いわゆるSE的なイントロ曲になってるのですが、クリストフの語りが
非常に上手くて、シンフォニックプログレの第1幕?なんて思ってしまうほど
壮大感があるんですよね。
本編はそんなことないんですが(笑)

2,Le Triangle Des Bermudas
Paul Gilbert的なポップさに、若干のラップぽい歌い回しを掛け合わせた
ものになってます。
Ron Thal的スタイルでもあるかもしれません。
テクニカルギタリストの中でも、上手すぎるほどの歌声に耳を向けがちですが
ギターソロもやはりスゴいです。
これもまた、Paul Gilbertのようなハモリ高速ピッキングが聴けます。

3,Nancy & Joe
これには意表を突かれました。
あなたは、ブライアン・セッツァーですか?ってぐらいのロカビリースタイルの
ヴォーカル曲になってます。
この曲が、彼の持ち合わせるユニークさと相まって最高に楽しい曲に仕上がって
ます。ギターソロは、曲に合わせたコンパクトなもの・・・・・に見せかけて
弾きまくりです(笑)
いや〜、歌が上手すぎます(笑)

4,The Dance Of The Fat Boy

楽器フェでのデモ演奏で、一発目に演奏されていた曲ですね。
いきなりこの曲持ってくか〜と、同行したう〜太氏と顔を見合わせた覚えが
あります(笑)
なんと言っても、高低差のあるイントロが耳に残りますね。
そのメロディを主軸にして展開されていくわけですが、合間に挿むハイテンポの
コードバッキングや、ギターのナットとペグの間をピッキングして出す
ハーモニクス的な音色、メロディアスなタッピング系フレーズ。
何もかもが素晴らしすぎます!!
あと、印象的なイントロフレーズをミュートかけつつ弾く箇所があるんで
そこに痺れました(笑)

5,The 70's

こちらは、楽器フェア最終日にやってましたね。
クリニック全公演見たわけではないので、初日もやってたかもしれません。
こちらは、歌ものなわけですが素晴らしい曲に仕上がってます。
まさに70年代のようなシンプルだけど心に残るスタイルとなっています。
歌詞にも登場してきますが、ジミ・ヘンドリックスを彷彿とさせる
ギターヴォーカルの王道というところでしょうか。

6,Expérience
渋いハウス系イントロで始まったと思いきや、牧場歌みたいなノリになる
というなんともユニークなものです。
クリストフのカントリーチックな歌い方がめちゃくちゃ渋いです。

7,Metal Kartoon
Mattias Ia Eklundhの凝ったバッキング&詰め込み型のフレーズと
Paul Gilbertが持つポップさ、Ron Thalの浮遊感を加えた感じの
インスト曲です。
かなりリフが目立つ曲になってますね。

8,Sapaïechi
スペーシーな雰囲気が漂うSE的な曲になってます。

9,David Vincent   

同名のベーシストがいますが、あまりに音楽性が違うため無関係だと
思われます。
超攻撃的なカッティングにのせたヴォーカルが冴え渡ります。
The 70'sと並び、お勧めのヴォーカル曲になってます。
Richie Kotzen時代のMR.BIGっぽい雰囲気がしますね。

10,The Little Voice
これは、ポール・ギルバートの『スペース・シップ・ワン』あたりに
入ってそうです。同アルバムに収録されてる曲とコード進行が似てる
気がします。といっても、Metal Kartoonのほうが発売年は....
と思ったら同じく2005年(笑)
う〜ん、こういうこともあるのですね。なんという偶然。

11,Au Pays De Gandhi
なぜかケルティック風のアコースティックインスト。
ヴァイオリンを交えた、雄大な自然をバックにみたい感じの曲です。
ギターはバッキングかと思いきや、アル・ディ・メオラ並みの
超絶スタイルでソロ挿んできます。

12,When We Were Kings
哀愁たっぷりのアコースティックブルース。
ポップな音使いが目立つ彼ですが、こういう繊細な曲も巧く奏でてきます。

13,Mörglbled Again
このときは活動休止状態だったMörglbl、再始動するよみたいな意味の
タイトルなんでしょうか?
それはともかく、このアルバムラストの曲が予想外のカッコ良さ。
『移民の歌』的なバッキングに、彼らしいソロをのせてきます。
少々、ジャム的な曲か。とりあえず、弾きまくりです。


今回、レビュー用に聴き直してみたんですが、非常に作り込まれたアルバム
だと思います。やや歌ものの比率が高いですが、絶妙のバランスで組み込まれて
いるためアルバム全体がまとまってますね。

とりあえず、買ってください!!

え〜、レビュー終わった後にふとブックレットに目を通しますと......
1、2曲目にNicolai QUINTEROMattias IA Eklundh、4曲目に
BUMBLEFOOTことRon Thalがゲスト参加してるんです!!
たしかに、納得のゲストではあります(笑)それにしても驚きでした!!

ゲスト参加してる曲のレビューにマティアスロン・サールの名前を
書いてないのが我ながら興味深いです(笑)


Christophe Godinのマイスペース

ゲストヴォーカルのNicolai QUINTEROのマイスペース

Mattias IA Eklundhのマイスペース

BUMBLEFOOTのマイスペース
714ab64e.jpg














楽器フェアにでの来日もありましたし、タイミング的に紹介するなら今だ。
とにかく愉快なギタリストChristophe Godinが率いるMörglbl(Morglbl)の最新アルバムGrötesk(Grotesk)です。
なんと言っても、このジャケットが気になるところですが、あえてノータッチで
お願いします(笑)
まず、今回の来日で素晴らしい演奏を我々に見せてくれた彼に感謝を述べたいと
思います。ありがとう、クリストフ!!
普通、テクニカルギタリストのデモ演奏を見ると一時的にギターを弾きたくなく
なるのですが、なぜか彼の演奏を見たら早家で自分も弾きたくなってきました。
PRSのライブでは、ブルースの素晴らしさを改めて知り、クリストフには楽しく
弾くことと顔で弾くこと(笑)を教えてもらいました。
今回の楽器フェアは、自分のギター人生の中でも一つのターニングポイントに
なったと感じています。
とにかく、ありがとうクリストフ!!
そして、駅まで一緒に帰ってくれてありがとうクリストフ!!

前置きが長くなりましたが、レビューに移りましょう。

1,Tapas Nocturne

今回の楽器フェアで、おそらく8回ほどあったデモ演奏で毎回弾いてた曲。
ファンクなカントリーな感じでしょうか。
軽快なバッキング、伸びやかなトーンで聴かせる彼のメロディアスなフレーズ
そして、時折入ってくる掛け声(笑)
中盤のベースソロ(ここも味があってよろしい)の後の、ワウを絡めたギター
ソロはややRichie Kotzen風味かも。コッツェン同様、レガート系のフレーズ
が巧い!!
あと、突発的に効果音的な超絶フレーズを入れてくるあたりはマティアス的でも
ありますかね。
最後は、ヴァイ並みにギターが喋ってます、いや、ヴァイを超えた?

2,L'ami Deglingo

さらにファンクな曲。何気にけっこう古臭いタイプのファンクかも。
ワウを絡めたカッティングの合間にちょいちょいとフレーズ入れてきます。
中盤部分でCosmosquadみたいな間の取り方してたり、好きです。
なんでしょう、最初の二曲だけでこのアルバムヤヴァイんです(笑)

3,Buffet Froid
あるお店の店長さんの言葉を借りれば、『屈折』したジャズロックか。
重々しく、ソリッドな三人の音色がやたらと怪しい世界観を演出。

4,Le Proget Pied De Biche

これまたワウを多用した曲。わりとゆったりとした雰囲気で進められて
いきます。三人のソロがあるので、けっこうジャム的な意味合いが
強いのかもしれません。
実は、三人のソロの中でベースのハイテンションぶりが好きです。

5,Lieutenant Colombin
強烈でタイトなベースとドラム、ややメタルチックなギター。
やはり、全体的に重々しく怪しいいものになってますが、
Kiko Loureiroみたいな爽やかなギターを聴かせる箇所もあり
なかなか良いですよ〜。

6,Les Petits Nous
ここまでのノリの良さに対し、しっとりとした聴かせるジャズに
なっています。どんな曲でも、彼らしさが出てますね。
このバンドとは別のプロジェクトで、Pierrejean Gaucher
2Gというバンドをやってるのですが、そちらに近い音楽性かも
しれませんね。なぜか、こんな静かな曲でも彼なら楽しそうに
笑顔で弾いてんじゃないかなと思ってしまいます(笑)

7,The Toy Maker
このコミカル具合、Phi Yaan-Zekみたいだ。
これは、顔芸で弾いてそうです(笑)それはともかく、
非常に緩急の付け方が巧いんですよね〜。タメ方巧いし。
あと、単音フレーズに微妙にヴィブラートかけてたり
やることがいちいち巧すぎます。

8,Haute Voltige En Haute-Volta
ベースで幕を開ける、4曲目のようなジャムっぽい曲。
この曲では、ベースとドラムのリズム隊が曲の核で
ギターが効果音的に飛び出してくるという大変興味深い
構成。こういうバンドならではの曲があるとバンドとしての
来日も期待してしまうところであります。
どっか呼んでくれないだろうか。今回の来日で、ファンになった
人も多いだろうし。

9,Février Afghan
なんてコミカル(笑)大変愉快なスキャット(?)がスゴい耳に
残ります。声のトーン的にベーシストでしょうかね。
ちなみに、Christophe Godinは低音豊かな良い声なんですよ。
まぁ、そんなスキャットに気を取られてしまうのですが、ここで繰り出す
ブルージー&メタルなフレーズは超絶の一言であります。

10,Totale Bricole
だいぶ、リッチー・コッツェンっぽいです。お洒落なバッキングもそうですが
やはり奏法的にコッツェン風味な箇所がいくつかあります。
ただ、彼らしさを感じる部分があるのはもちろんで、お得意のワウを使った
『歌う』ソロは誰にも真似できませんよ。
たしか、これもデモ演奏で弾いてた気がします。

11,Il Bello Di Note

アコースティック主体のスパニッシュ系楽曲。
Guthirie GovanJoop Woltersなんかにも感じましたけど、いくら
超絶技巧の持ち主でも、彼らのようにアコースティック弾かせても高い
クオリティの楽曲を提供できる人ってなかなかいないと思います。
後半は、Scott Hendersonみたいな音色で哀愁のメロディ。
なぜか、最後の1分が無音です。これは彼ら狙ってるんですかね。

12,Studio Delirium
スタジオでの一コマって感じでしょう。なんか叫んでるし(笑)
軽く弾いてるんでしょうが、そんなフレーズでもかなりカッコいい!!


最高にぶっ飛んでるバンドです。
楽器フェアでのデモ演奏見て、すげ〜と思った人は、なにも考えず
入手すべし!!
インスト好きのあなた、このアルバムいかがでしょう?

曲と愉快な写真を見てもらいたい、Christophe Godinのマイスペース。


Mörglblのマイスペース、こちらも写真がユニーク。


 
workshopalb1.jpg














プログレッシブ系インストにこの人は欠かせません!!
Joop Woltersのデビュー作となるWorkshop
デビュー作とはいえ、下積み時代の経験ゆえに新人臭さを全く感じないクオリティの作品になっています。

1,Tibet

かなりJohn Petrucciしてますね。彼のソロ作品にもあったようなヘヴィーな
バッキングに中東的でメロディアスなソロという曲調になっています。
この曲を初めて聴いたとき、彼の作り出す世界観に馴染めなかったのですが
何度か聴いてくうちに心地良いものになっていきましたね。

2,Funk it up

プログレ風味のファンクフュージョンでしょうか(だいぶ、ごちゃ混ぜ感が
ありますが)硬派なAndy Timmonsを感じさせたかと思えば、
Joe Satriani的なギュインギュインなアーミングを入れてくる等、
なかなかに楽しめる曲になっています。

3,Cross my heart
パット・メセニー的とも思えるギターシンセ的サウンド、Steve Vaiのような
響きのソロとの掛け合いが楽しめるバラードナンバーとなっています。
なかなか、こういうアプローチの曲は珍しいので非常に新鮮な印象ですね。

4,I don't know
SRVを彷彿とさせるようなロック系の楽曲です。
お触り程度のブルースではなく、かなりの本気な仕上がりになっていて
彼の音楽性の幅広さをよく感じますね。
こういったブルース系の曲というのが、アルバム内で重要な役割を担うように
なっていくのが、後の作品で感じられますね。

5,Headstart
真っ先に浮かんだのが、Ron Jarzombek
彼のような破壊的なリフに、繊細でメロディアスなフレーズとのギャップが
楽しめます。
この感じ、Marcel Coenenのスタイルにも通じるものがありますかね。

6,Prelude for comfort

いかにもLion Music系だなという音使いです。
北欧的なきらびやかさを加えたパット・メセニーと言えば、しっくりくるかと。
コードワークから、ジャズ等の理論にも精通してるのかなという印象を
受けますね。

7,Syntology
打ち込み系なビートに、メロディアスでありながらも哀愁を帯びた味のある
プレイ。ホントにこの人は、いろんなスタイルの音楽に柔軟に対応してます。
それを可能にする彼の技術の幅広さというのをヒシヒシと感じます。

8,Endless love
Steve Vai的バラード。
前曲が、わりとノリのよかったのに対して、こちらはバックが同じビート系
ではあるのですが、ギターのフレーズを引き立たせる効果音的な意味合いが
強いでしょうか。大変、荘厳なバラードに仕上がってますよ。

9,Flamoose

最後は、なんともコミカルなファンクフュージョン。
コミカルでありながらも、所々大真面目(笑)に超絶技巧ソロを入れてくる
など、やはり楽しめる楽曲になってますよ。


正直、曲によっては最初は取っ付きにくいものがあるかもしれませんが
だんだん聴いてくうちに彼の魅力に取り付かれていくでしょう。

現代のインストシーンで、注目すべきギタリストであると思います。
このアルバムから、サードアルバムまで驚異的なクオリティの曲を
我々に提供してくれます。
是非、一度はチェックしていただきたいですね。

既に新曲を作り始めてる彼のマイスペース。


 
melodicaalb1.jpg















Neil ZazaMelodicaです。
この人、アジア圏で大人気にも関わらず日本には来ないんですよね〜。

1,On With The Show

ショウの幕開けを告げるSE的なホーンセクションの小曲。

2,This Time
とても彼らしい、爽やかであり、エモーショナルな一曲。
ギターを泣かせるというより、楽しく歌わせているという感じです。
紹介済みアルバム、John PetrucciWishful Thinkingあたりにも
通じる明るさを持ってます。
デジタルビートの導入部分が上手いですね。

3,All My Life....
こちらは、泣きメロ的な正統派バラードでしょうか。
Zakk WyldeJohn Sykesを彷彿とさせる豪快な演奏に、彼の得意分野
であるメロディラインの組み立ての巧さが融合したといった感じで
強烈な一曲になってます。

4,As I Go Before You
サトリアーニ的痛快さのある、ストレーートなロックインスト。
メロディアス&ドラマティックな展開は流石。
彼の世界観に浸れる曲だと思います。

5,Melodica
アルバムタイトル曲にして、どこか明るいバラード。
軽快なデジタルビートに合わせ、爽やかなフレーズでの組み立てです。
彼の曲にしては、少し入り組んでるかなという印象があります。

6,Breadstick
中東的な怪しさが曲全体に広がり、ドシッとした曲。
本物かサンプラーかは、わかりませんが緊張感のあるストリングスセクションが
導入されており、大変スリリングな曲に仕上がっています。

7,Ship Of Dreams
イントロから、ブルース色の強い曲。
ガチガチのブルースというわけでなく、やはり彼らしいメロディアスなものに
仕上がっていますね。
曲の構成、抑揚の付け方など素晴らしいものになってます。

8,The Flow
ピアノのしっとりとしたイントロから、クランチ主体のザザの音色。
デジタルビートとシンセサウンドの組み合わせで、ポップでありつつ
壮大な雰囲気を醸し出しています。
フレーズ一つ一つを大事に弾いているという感じが伝わってきます。

9,I Can See Miracles
彼のメロディセンス炸裂の一曲。
心にグッとくる、エモーショナルなソロ、ドラマティックな展開が
もう反則です(笑)
日本人好みのメロディかと思います。
お勧めの曲なんですが、どういう風に曲の雰囲気を伝えれば良いだろうか...

10,Across The Sands

タイトルから勝手に、エジプトを想像してしまいました。
序盤で聴けるアラビアンなザザのギターがカッコいいです。
が、それ以上にシンセ群の入りがヤヴァイです。
ギターを端に追いやってしまうほど目立ってる。
それでも、そこは負けじとギターもフレーズの応酬で畳み掛けてきます。

11,Rena
ネオクラギタリストだった時代の彼の面影を感じる旋律のスローバラード。
何一つ文句の付けようがないほど、素晴らしい展開になっています。
理屈抜きにした、彼の感情先攻型のソロが凄まじいです。

12,Very Important Cat Things
このアルバムの中でも、ヘヴィー寄りの曲。
序盤は、カッティングを交えたノリの良いものになってるのに対し、
ビート系のソロを挿んだ後は、伸びやかなソロという展開。

13,Everything About You
8曲目をより引き締まった感じにした、渋い一曲。
ビート系とクランチサウンドという、一見相性の悪そうな組み合わせが
実は、スゴい世界観を生み出しています。
ハイゲインな音色よりもこういったいかにもギターらしいサウンドのほうが
応用範囲が広いのかもしれませんね。

14,Forgot To Make Her Mine
なぜか、真っ先に頭に浮かんだMarty Friedman(笑)
ロックンロールなコードバッキング、情熱的なストリングスサウンド。
ここでも、意外な組み合わせがいい具合に融合しています。

15,Goodbye

幕締めに相応しい、シンセとギターというシンプルな構成による
荘厳な曲。ニール・ザザのヴァイオリンを模した奏法は聴き所。


Neil Zazaというギタリストの特徴が、よく表れているアルバムですね。
どの曲でも、彼はメロディを大事にしています。

また、彼のこれまでのアルバムと違う点としてアルバム全体を通して
デジタル系サウンドが多く使われていることを挙げることが出来ますね。
新たなギターインストの世界を見せてくれましたし、暑苦しいサウンドに
ならずにBGMとして聴けるほどの良い意味での『軽さ」があるかも
しれません。

あと、アルバムジャケットを見てお分かりかもしれませんが
ミュージカルチックな仕上がりになってるんですね。
ジャケに出てくる動物等はいくらか曲名に関係ありそうですし、
曲調も物語の一ページを見せられてる気さえします。
そういったことも含めて聴いてみるとおもしろいかもしれませんね。

実は私、このアルバムだけ買うつもりが、彼の生み出すメロディに
惹かれ、全アルバム購入に至りました(笑)

けっこう面白い、彼のオフィシャルHP

プロフィール画像がころころ変わるザザのマイスペース。
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