テクニカルで変態な音楽が大好きな大学生がCDを紹介するブログ、
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新たな船出、インスト第一弾は前ブログでも紹介した
CosmosquadのLive At The Baked Potatoです。
メロディアスなハードロック系フュージョンを展開しています。
ちなみに、このライブ時のメンバーは
ギター:Jeff Kollman(ジェフ・コールマン)
ドラム:Shane Gaalaas(シェーン・ガラス)
ベース:Barry Sparks(バリー・スパークス)
最強のトリオですね。
1,Sheer Drama
このライブのオープニング曲。
なんと言っても、タイトな低音の刻み、このイントロを聴いた瞬間に
彼らの世界に引き込まれること間違いなしでしょう。
そして、エモーショナル且つメロディアスなギター。
メロディアスと言っても、北欧系のようなスッキリとした旋律ではなく
泥臭さのあるブルースを感じさせるメロディアスさなんです。
奏法的にも、しっかりアタックを強調するようなものにすることで
力強さを感じるものになっています。
2,Fat, Mean & Nasty
とにかく、曲全体に重厚感がありますね。
ギターの重々しいリフはもちろんですが、ヘヴィーなドラミングも一役買ってる
でしょうね。
終盤のギターソロでは、ロック色溢れる豪快なフレーズを披露してくれます。
3,El Perro Vaila
一転、ファンキーなカッティングで始まるこの曲。
メロディとしては、若干ブラジル音楽が混じったような
独特の音使いが特徴的です。
4,I.N.S. Conspiracy
この曲を聴いて、真っ先に思い浮かんだのがJeff Beckでした。
もし、ジェフ・ベックがハードロック路線で曲作ったら
こんな感じになるのではないかなと思います。
タイトなリズムの中にも、自由なフレーズがやはりベックを感じさせます。
5,Road to Tanzania / Tribal Trance
こちらは、よりJeff Beck的だと思います。
それも、わりと初期の頃の曲を今風にアレンジといった感じです。
コードの使い方等、聴けば頷かれる方も多いと思います。
6,Chinese Eyes
こちらは、三曲目のEl Perro Vailaよりも、さらにソリッドでハードな
ファンク風味溢れる曲になってます。
こういった独特なノリの曲でもしっかりと自分の味を出せているのは
Jeff Kollmanの懐の深さでしょうか。
7,My Guitar Gently Screams
タイトルを直訳しますと『私のギターはそっと金切り声を出します。』
となるのですが、確かに頷いてしまうほどワイルドなチョーキングが
印象的ですね。
とにかくヘヴィーです。
8,Creepy Spider Pt. 2
ハード路線のジャズロックという印象です。
独特な音使いから生まれる緊張感、Scott Hendersonあたりに通じるもの
があるかもしれません。一瞬、『危ない』と思わせるフレーズなんかは。
9,Jam for Jason
天才ギタリストJASON BECKERに捧げる曲です。
曲調としては、JASON BECKERを感じるものはあまりないんですが
Jeff Kollmanなりの彼へのオマージュということでしょう。
Sheer Dramaにも通じる軽快なメロディが印象的で、彼らの曲の中でも
上位に位置するであろう人気曲かと。
トリビュートアルバムであるWarmth in the Wilderness: A Tribute to Jason Becker にも収録されています。
10,In Loving Memory
こちらは、しっとりとしたブルースバラードになっています。
Andy Timmons Bandの音楽性に近いものがありますね。
構成がトリオというのも共通点としてありますしね。
シンプルな中にも、抑揚の付け方が巧いですね。
こういう曲にこそ、ミュージシャンのスキルが表れます。
11,Journey Through Life
バラードというわけではないですが、ミディアムテンポでメロディアス&
エモーショナルという日本人好みの曲調になってると思います。
Andy TimmonsとNeal Zazaを合わせたロックフュージョンを
思い浮かべてみてください。
12,Creepy Spider
異国情緒な雰囲気が漂います。
ギターのスケールだけでなく、パーカッションを用いたりと
中東的なサウンドをしっかりとCosmosquadの音楽に絡めています。
13,Funk N' Eh!
ゆったりとしたスローファンクです。
Cosmosquadというとアグレッシブな曲という印象があったんですが
こういった大人しめの曲も非常に巧く仕上げてきますね。
14,Red Eye Romp
王道のブギースタイルです。
Jeff Kollmanはわりと普通のスタイルで、むしろBarry Sparksのベース
が非常にテクニカルです。
ロック寄りのフュージョンですので、非常に馴染みやすいアルバムだと
思います。曲はシンプルですし、メロディアスなものが多いので
お勧めです!!
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