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テクニカルで変態な音楽が大好きな大学生がCDを紹介するブログ、
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alandscapealb1.jpg














初めて作ったブログである森の楽器屋さんで初めて紹介したギタリストをまた紹介するとは思いませんでした。
Daniel PalmqvistA Landscape Made From Dreamsです。
このアルバム、彼のデビューアルバムとなるわけですが、非常にクオリティの
高い作品に仕上がってると言えます。
是非聴いていただきたい作品ですね。
では、曲のレビューを。

1,Welcome
一曲目はこれからの物語の始まりを想像させるような壮大であり
繊細な印象が残るアコースティックによる小曲です。

2,Devil's Dance
へヴィーでシンフォニックな様子は、所属レーベルであるLion Music
であり、さらにはMind's Eyeを彷彿とさせるような壮大さをも
持ち合わせています。
この曲で奏でる彼のメロディはどちらかというとこじんまりとして
楽曲に沿ったソロということが言えるかもしれません。

3,Moment Of Clarity
Torben Enevoldsenを思わせるような、ギターバラードになっています。
彼をもう少しソフトな雰囲気を持たせたような曲ですね。
一音一音で『聴かせる』フレーズで構成されていて楽曲の雰囲気に
浸ることが出来ます。
終盤では、少々展開が変わりキーボードとの絡みもあり、飽きさせないですね。

4,If Things Were Different
Eric Johnsonのようなコードワークが光るミドルテンポの曲。
きらびやかなバッキングに対し、味のあるソロを聴かせてくれます。
彼のフレーズに加え、バックでのオルガンサウンドの使用など
非常に懐かしさも感じる曲になっています。

5,Riddle Me This

曲の雰囲気は、4曲目に似た感じですが、こちらのほうがよりメロディアスで
プログレッシブな印象を抱きます。
こちらでは、ピアノの音色は、曲の緊張感を醸し出していて、4曲目との
違いが出ています。

6,Carte Blanche

高速プログレチューンとも言うべきこの曲。
波のように押し寄せるシンセフレーズが、この曲の持つ雰囲気を表していると
思います。
ただ、速いというだけでなくキャッチーだったり、ハモリフレーズ、
ドラマティックな展開があったりと聴き所が満載です。

7,After The Rain
タイトルにも納得のバラード曲になります。
Mind's Eyeのような壮大な雰囲気にAndy TimmonsCry For You
のようなエモーショナルさを持ち合わせた印象の素晴らしい楽曲だと思います。

8,Truffle Shuffle

シャッフルのリズムが主体の、わりとブルース路線の曲でしょうか。
しかし、ブルースの泥臭さというようなものは出ておらず、
彼らしいきらびやかな音色が際立っておりまして、こういった
典型的なスタイルにも手を加えると全く違うものが出来上がるんだなと
関心さえしてしまいました。

9,Behind The Mirror
非常にダーク且つメロディアスな楽曲。また、2曲目のような
アグレッシブさを感じ取れます。
特に終盤のドラマテッィクな展開には、鳥肌ものです。

10,Song For Pongo
ファンク的要素を含んだ、リズムの曲ですね。
やはり、ここでもスタイルの枠にとらわれることなく、彼の持つ雰囲気に
曲を引き込めている辺りは流石です。
若干、Steve Vai的な香りがするかな・・・・・

11,Words Of Wisdom
少々John Petrucciのようなフレージングが印象的です。
各パートの同士のキメフレーズも決まっており、非常に一体感の出てる
楽曲ですね。
北欧版のドリームシアターのインストverといった雰囲気を感じ取れるかと

12,A Landscape Made From Dreams (Farewell)
このアルバム最後の曲は、他の曲に比べ頭一つ飛び出てると思います。
もちろん、他の楽曲の水準はかなり高いところにあるのですが、この
曲がレベルが高いです。
起承転結がはっきりとした構成になっていますし、彼の特徴がしっかりと
出ています。
前半は、どちらかというとメロディアスできらびやかな印象。
後半になりますと、Mind's Eyeを思わせるようなシンフォニックでダークな
音使いが光りますね。


本文中にMind's Eyeが出てきましたが、それもそのはずプロデューサー、
各パートのメンバーが彼らなんです。
納得なるほどです。
あと、記憶が正しければ、Mind's Eyeの新作に彼がゲスト参加してるとの
情報をクレジットで見た気がします。

とりあえず、ありますよ的なオフィシャルHP

彼のマイスペース

マインズアイのマイスペースも貼っときます。
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nogravityalb1.jpg














ANGRAのギタリスト、Kiko Loureiroのソロデビュー作No Gravityです。ヤングギター系とでも言いましょうか、現代のギターキッズ(言い回しが古い)にとても人気があるギタリストですね。
そんな、彼のアルバムとくればやはり期待しないわけにはってことで紹介させていただきます。
だいぶ、発売から年月経ってますが....

1,Enfermo
キコ的、というかまんまANGRAの音楽性を反映した曲ですね。
ヘヴィーメタルらしい重さ、そしてANGRAの特徴でもある、プログレッシブさ
を持ち合わせており、キコ、アングラファンであれば非常に馴染みやすい
曲に仕上がってるかと思います。

2,Endangered Species
80年代スタイルが集約されたストレートな曲です。
彼自身もこの頃に聴いていたギタリストとして、ヴィニー・ムーア
グレッグ・ハウポール・ギルバートなどを挙げていますが、
確かにそういったスタイルを巧くキコは消化しているように思えます。
曲の展開の仕方に関しては、Vinnie Moore。フレーズの組み立て方
なんかはPaul Gilbertの影響が伺えます。

3,Escaping
Joe SatrianiSummer Songを彷彿とさせるような軽快なバッキングに
これまた同曲を思わせるソロになっています。
ただ、アメリカンのザックリした感じではなく、ジャズ・フュージョン的
なアプローチのため新鮮な印象を抱きます。
一見、王道でありながらもなかなか玄人好みの展開など流石です。

4,No Gravity
アルバムタイトルのこのバラード曲、本人曰くサンタナの影響大だとか。
たしかに聴いてみると、ラテンのリズム等にその影響を感じ取れますね。
そこに爽やかでメロディアスなフレーズの数々、キコらしさがよく出てる
かと思います。

5,Pau-De-Arara
イントロは、ブラジルの伝統的楽器であるヴィオラ(クラシックのものとは
別だそうです)という12弦のアコースティックギターによるものです。
独特なリズムに、母国ブラジル音楽の影響を色濃く感じるフレーズの数々、
ブラジル音楽とヘヴィメタルの要素が上手く噛み合った大変興味深い曲に
仕上がっています。

6,La Force De L'Âme

序盤のスネアをブラシで叩いたり(キコ本人によるもの)、ピアノ、
クリーントーンでのギター等、ジャズ的なスタイルが目立ちます。
ですが、途中からヘヴィでエモーショナル&ドラマティックな
展開になります。
キコの解説によるとスローなサンバにするつもりが、ドラマーの
Mike Terranaがサンバというスタイルにハマらなかったので
このような展開になったそうです。
そんなこともあるのですね。
その時点でボツにしなかったのが結果的に良い曲に仕上がってますね。

7,Tapping Into My Dark Tranquility
タイトル通り、タッピングによる曲です。
ここでは、パーカッション導入により、若干ワールドミュージック
路線でもあります。この曲のタッピング、いわゆる右手だけで行う
ようなタイプものではなく、両手で、伴奏とメロディを弾くという
ものです。ここ最近、こういったスタイルで挑戦してくるギタリストが
増えてきましたね。
ちなみに、私は膝の上にギターを寝かせてタッピングするのが好き
だったりします。

8,Moment Of Truth
とてもハードロックな仕上がり。まさにギターアルバムと呼ぶに相応しい
とにかくギターがフューチャーされている曲調です。
ブラジル音楽的な雰囲気を持ってますが、北欧系に通じるメロディアスさ
なんかは、Torben Enevoldsenあたりを好きな方なんかは気に入るのでは
ないでしょうか?

9,Beautiful Language
これぞ、彼の原点というべきブラジル音楽の魅力が十分に詰まった
アコースティックスタイルでのブラジリアンジャズです。
彼のファンであれば、こういったスタイルも得意というか、『も』と
うよりは、これこそがキコの音楽であるはずなのですが。
さらに、ブラジリアンジャズでの彼を知りたい方はセカンドアルバムの
購入をお勧めします。

10,In a Gentle Way
非常に歌心溢れた、キャッチーな曲です。
それもそのはず、彼なりのビートルズへのオマージュ的な要素が
散りばめられてるそうで、ポップな仕上がりになってるとのことです。
弾き方の面でも、細かいところまで拘ったそうで、とても丁寧な
仕上がりになってると思います。

11,Dilemma
ANGRA的と言える、高速チューンです。
非常にドラマティックな展開もあります。
あまりの早さに、キコ自身も手を焼いたそうで。
ちなみに、高低差のあるイントロフレーズですが、これはローポジション
からハイポジションまで一気にスライドするこでこういったフレーズに
なります。
ヴィジュアル面でも非常に楽しめる曲ですね。

12,Feliz Desilusão
 懐かしい感じのするバラード曲。フュージョン的な曲調に仕上がってますね。
一音一音を丁寧に弾いてるという印象で、単なるテクニックだけの
ギターヒーローとは一味違う巧さというのを感じ取れるかと思います。

13,Choro de Criança
クラシックとスパニッシュ的なスタイルを合わせたスタイルの小曲です。
やはり、ブラジル育ちなだけにアコースティックの巧さが光りますね。


このアルバムを出す時点で、すでにギタリストしては完成の域にあったので
非の打ち所のないアルバムの出来は納得でしょう。
様々なスタイルに柔軟に対応できる彼は、現代ギタリストの中でも
評価が高いはずです。
そんな彼のデビューアルバム、是非お聴きあれ!


バッキングトラックとかも置いてあったりするキコ様のオフィシャルHP

デザインが簡素なマイスペース
liveatthebakedpotatoalb4.jpg














新たな船出、インスト第一弾は前ブログでも紹介した
CosmosquadLive At The Baked Potatoです。
メロディアスなハードロック系フュージョンを展開しています。

ちなみに、このライブ時のメンバーは
ギター:Jeff Kollman(ジェフ・コールマン)
ドラム:Shane Gaalaas(シェーン・ガラス)
ベース:Barry Sparks(バリー・スパークス)

最強のトリオですね。

1,Sheer Drama
このライブのオープニング曲。
なんと言っても、タイトな低音の刻み、このイントロを聴いた瞬間に
彼らの世界に引き込まれること間違いなしでしょう。
そして、エモーショナル且つメロディアスなギター。
メロディアスと言っても、北欧系のようなスッキリとした旋律ではなく
泥臭さのあるブルースを感じさせるメロディアスさなんです。
奏法的にも、しっかりアタックを強調するようなものにすることで
力強さを感じるものになっています。

2,Fat, Mean & Nasty
とにかく、曲全体に重厚感がありますね。
ギターの重々しいリフはもちろんですが、ヘヴィーなドラミングも一役買ってる
でしょうね。
終盤のギターソロでは、ロック色溢れる豪快なフレーズを披露してくれます。

3,El Perro Vaila
一転、ファンキーなカッティングで始まるこの曲。
メロディとしては、若干ブラジル音楽が混じったような
独特の音使いが特徴的です。

4,I.N.S. Conspiracy
この曲を聴いて、真っ先に思い浮かんだのがJeff Beckでした。
もし、ジェフ・ベックがハードロック路線で曲作ったら
こんな感じになるのではないかなと思います。
タイトなリズムの中にも、自由なフレーズがやはりベックを感じさせます。

5,Road to Tanzania / Tribal Trance

こちらは、よりJeff Beck的だと思います。
それも、わりと初期の頃の曲を今風にアレンジといった感じです。
コードの使い方等、聴けば頷かれる方も多いと思います。

6,Chinese Eyes
こちらは、三曲目のEl Perro Vailaよりも、さらにソリッドでハードな
ファンク風味溢れる曲になってます。
こういった独特なノリの曲でもしっかりと自分の味を出せているのは
Jeff Kollmanの懐の深さでしょうか。

7,My Guitar Gently Screams
タイトルを直訳しますと『私のギターはそっと金切り声を出します。』
となるのですが、確かに頷いてしまうほどワイルドなチョーキングが
印象的ですね。
とにかくヘヴィーです。

8,Creepy Spider Pt. 2
ハード路線のジャズロックという印象です。
独特な音使いから生まれる緊張感、Scott Hendersonあたりに通じるもの
があるかもしれません。一瞬、『危ない』と思わせるフレーズなんかは。

9,Jam for Jason

天才ギタリストJASON BECKERに捧げる曲です。
曲調としては、JASON BECKERを感じるものはあまりないんですが
Jeff Kollmanなりの彼へのオマージュということでしょう。
Sheer Dramaにも通じる軽快なメロディが印象的で、彼らの曲の中でも
上位に位置するであろう人気曲かと。
トリビュートアルバムであるWarmth in the Wilderness: A Tribute to Jason Becker にも収録されています。

10,In Loving Memory

こちらは、しっとりとしたブルースバラードになっています。
Andy Timmons Bandの音楽性に近いものがありますね。
構成がトリオというのも共通点としてありますしね。
シンプルな中にも、抑揚の付け方が巧いですね。
こういう曲にこそ、ミュージシャンのスキルが表れます。

11,Journey Through Life

バラードというわけではないですが、ミディアムテンポでメロディアス&
エモーショナルという日本人好みの曲調になってると思います。
Andy TimmonsNeal Zazaを合わせたロックフュージョンを
思い浮かべてみてください。

12,Creepy Spider
異国情緒な雰囲気が漂います。
ギターのスケールだけでなく、パーカッションを用いたりと
中東的なサウンドをしっかりとCosmosquadの音楽に絡めています。

13,Funk N' Eh!
ゆったりとしたスローファンクです。
Cosmosquadというとアグレッシブな曲という印象があったんですが
こういった大人しめの曲も非常に巧く仕上げてきますね。

14,Red Eye Romp
王道のブギースタイルです。
Jeff Kollmanはわりと普通のスタイルで、むしろBarry Sparksのベース
が非常にテクニカルです。


ロック寄りのフュージョンですので、非常に馴染みやすいアルバムだと
思います。曲はシンプルですし、メロディアスなものが多いので
お勧めです!!

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たまに更新するオフィシャルHP

彼らのマイスペース

心から尊敬するJeff KollmanのオフィシャルHP

Jeff Kollmanのマイスペース

Shane Gaalaasのマイスペース





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