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テクニカルで変態な音楽が大好きな大学生がCDを紹介するブログ、
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John Petrucciの渾身の一作、Suspended Animation です。
発売時期が同じだった、キコ・ルーレイロのソロアルバムと共に
後世に語り継がれていくべき作品です!!


1,Jaws Of Life
7弦ギターによる、とてもヘヴィーな曲。
彼自身、リフ主体のプログレッシブメタルと語っていますが、
まさにその通りだと思います。
とはいえ、ソロのほうもメロディアスでアグレッシブ&エキサイティング
といった感じでクオリティは高いです。

2,Glasglow Kiss

このアルバムを語る上で、外せない一曲。
ケルティックな音使いから放たれる、独特の爽やかさ。
彼のメロディアスな部分が特にフューチャーされた曲だと思います。
ただ、メロディアスというだけでなく途中のアコースティックを挿むポイント
など展開が素晴らしいの一言です。
この一曲を聴くだけでもこのアルバムを手に入れる価値があると思えるほど。

3,Tunnel Vision
実は、ハウスやテクノ系のサウンドとギターとの融合に興味があったという
彼の意外な一面を知ることができます。
最初から、エレクトロ系サウンドと組み合わせることを前提に作ったらしく
彼のサウンドもややエフェクティブなものになってるのも興味深い部分です。
曲調としては、デジタル路線のサトリアーニっぽい。

4,Wishful Thinking
ヴォーカル用に作っていたというだけに、とても歌心溢れるギターフレーズ
が印象的なギターバラード。
彼が、ただ単に技巧面だけ優れているのではなく、エモーショナルな面も
持ち合わせていることがわかります。
印象的な泣きフレーズに加え、終盤のジャムでのインプロヴァイズも
聴き所です。

5,Damage Control

テクニカル且つプログレッシブ。
ドリームシアターのメンバーとしての彼を感じ取れます。
自由でもあり、キメは外さない。どちらかといえば、
Liquid Tension Experiment的と言った方がいいでしょうか。
まぁ、メンバーがほとんど変わりませんからどっちでも
いいんですけども。
アルバムの中でも、ヘヴィー路線の曲となってます。

6,Curve
本人も認めるサトリアーニ風楽曲。
ジャム用に作ったというだけに、直感的でシンプルな仕上がりに
なってると思います。
途中、Metropolisを思わせるキメフレーズがあるとこなんかは
展開的に凝ってるなと思わせるところもあります。

7,Lost Without You
Wishful ThinkingGlasglow Kissでの明るさに対して、
とても渋くブルージーな楽曲になっています。
彼の狙いである、ゲイリー・ムーア的なものに仕上がってます。
アイデアは、わりと最近だと語っていたのですが、95年のオフィシャル
ブートレグ
に同名でに似たような曲調のものが収録されてましたので
けっこう『昔』からあったのでは?

8,Animate-Inanimate
最もプログレッシブ度が高いながらも、展開の巧さからか、
難解さというものは感じませんね。
メロディアスな部分は抑えられていて、ヘヴィーでタイトな
曲に仕上がってます。


DREAM THEATER的、もしくは、Liquid Tension Experimentt的で
ありつつも、John Petrucci然としているという感じでしょうか。
彼が影響を受けたギタリストの特徴を、上手く自分の音楽性に
反映されていて、さらに、彼独自のスタイルもしっかりとアピールされている
という素晴らしいアルバムです!!

あんまり活発ではない、ペトルーシのマイスペース。
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最近のハイテクギタリストの中でも一押しのAlessandro Benvenutiです。
彼のデビューアルバムのSonic Design


1,The Sense Of Change

Greg Howe系だとも言われる彼ですが、そんなスタイルを軸にしながらも
より繊細で、それでいてアグレッシブな面も持ち合わせるという
彼の多様なスタイルを感じ取ることが出来ます。

2,Eternal Dream
しっとりとした、ジャズロックナンバー。
滑らかなレガート系フレーズを中心に構成されていて
フレーズとしては、派手なものではないのですが、
しっかり曲調を意識した音使いというのを感じ取れるのではないかと
思います。

3,Time Has Come
曲のテンポ等、The Sense Of Changeに似るところがあるのですが、
この曲は、どちらかというとダークな部分が多いですね。
こちらも、やはりレガート系のフレーズ多し。

4,EgoCentric
こちらは雰囲気変わりまして、よりファンク調。
オルガンサウンドが、ファンクロックらしさをより引き出している
印象です。
この曲では、Franck Gambaleがゲストとして、ギターバトルを
演じてくれています。
若いAlessandro Benvenutiに刺激されてか、ハイテンションな
フレーズを披露してくれていますね。

5,The Golden Cage
このアルバム、全体を通して言えることではあるのですが、
この曲に関しては特に完成度が高いかと思います。
キャッチーなフレーズを軸に起承転結の展開がしっかりしてるように
思います。

6,7 Reasons To Love Her
The Golden Cageのキャッチーなフレーズをそのまま転用した感じの
メロディ。
こちらのほうが、若干、曲の構成的に複雑な印象ですかね。
基本の部分は、あまりThe Golden Cageと変わらない印象。

7,10 Km More
こちらは、直系のGreg HoweフォロワーのPrashant Aswani参加曲。
アルバムの中でも、ロック色が強いほうでしょうか。
若干のアウトフレーズを絡めつつのソロ合戦は見物(聴きもの)

8,Jama'

彼らしい、繊細でエモーショナルなソロに加え、中盤以降
参加メンバーのソロタイムが設けられているという
なかなか憎い演出。
その中でも、非凡な才能を見せつける彼の兄弟と思われるキーボディストの
ソロが巧いですね〜。


実は、最初はこのアルバム単調でつまんないな〜なんて思った時期が
あったのですが、聞き込むにつれて、味わい深いスルメアルバムでした。
彼の超絶技巧はもちろん、優れた作曲能力にも注目していただきたいですね。
その才能は、J.A.M.においても発揮されてますよ。
Joop Woltersあたりのハードフュージョン系のギタリストと組ませてみたい
ギタリストですね。

ってか、顔濃いな~(笑)。彼のオフィシャルHP

J.A.M.の音源も聴ける、彼のマイスペース。
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超が付くほど、変態ギタリストとして有名なRon Jarzombekが新しく始動したBlotted Scienceのアルバムが届きましたので紹介します。

1,Synaptic Plasticity
とにかく強烈なバッキングで展開される一曲。
Ron Jarzombekらしさ満点の、変拍子に次ぐ変拍子で
オープニング曲から、すでに脳内ショックです。
さり気なく入れてくる速弾きが、良いアクセントになっています。

2,Laser Lobotomy

SLIPKNOTを思わせるような強烈なピッキングによるイントロが
印象的な一曲です。
その雰囲気を保ちつつも、テクニカル且つメロディアスなソロがあるだけに
曲が単調にならずに上手く仕上がってます。

3,Brain Fingerprinting
エッジのきいたギターから繰り出されるフレーズ。
リスナーに付いて来れるかと言わんばかりの目紛しい展開、
こういう見せつける感は、Ron Thalなんかにも感じる部分であります。

4,Oscillation Cycles
叩きまくり、弾きまくりといった曲で、よ〜く聴いてみると
1分38秒の中に、いくつかのコンセプトがある様子を伺うことが出来ます。

5,Activation Synthesis Theory
こちらは、はっきりとコンセプトで区切られてる曲になります。
アルバム1プログレッシブであり、アルバム1聴きやすい曲だと
思います。
各パートごとの表情が、しっかり出てるため飽きないですね。
Ron Thal好きなら、心にグッと来るものがあるのでは?

6,R.E.M.
ヘヴィーなLiquid Tension Experimentのソロの一部分を抜き出し
1.5倍速にしたような曲です(笑)
1分12秒と短いにも関わらず、それだけに中身の濃い、個性的な曲です。

7,Night Terror
まさに変態的な音使いから幕を開ける一曲。
序盤はさほど代わり映えしない感じなのですが、中盤になると
手を付けられないぐらいのハイテンションぶり!!
メロディアスを超えた気持ち悪さ(笑)
もう、明らかにフレーズの組み立てが変態です。

8,Bleeding In The Brain

Night Terrorで見せた変態ぶりを、若干抑え、バンドとしての
一体感が重視された曲のように感じます。
そのため、非常に分厚いサウンドに仕上がっています。

9,Vegetation

とても短い中、壮大な世界観を表現しています。
この曲に関しては、一切変態要素が感じられません(笑)
こんな雰囲気で、もう少し長く聴かせてもらいたいなと
思うのですが....

10,Narcolepsy
きらびやかかと思えば、ヘヴィーな音使いという、対照的とも言える
構成が印象的ですね。
彼の技術、音楽センスに流石の一言です。

11,E.E.G. Tracings
何ともカッコいいの一言のイントロから始まり、メカニカルなフレーズで
畳み掛けます。
アルバムの中で、ハイテンションな部類の一曲です。

12,Sleep Deprivation

こちら、36秒と短いですがお気に入りの一曲です。
怪しげなシンセとギターの絡みが、なんとも幻想的な世界を演出しています。
なんでこの人は、こういう綺麗な曲作れるのに短いんでしょう?(笑)

13,The Insomniac

壮大でドラマティックな印象ですね。
単なるフレーズの詰め込みになることなく、しっかりと作り込まれた感じで
非常に興味深いものとなっています。
なかなか、ワーミーを巧く使ってるフレーズがあったりします。

14,Amnesia
一つだけ言えるのは、最もハイテンションな曲だということです!!
最初、ベースの入りがしっとりしたものかと思えば、壊れたかのような
超高速チューンになります。アルバムの中でも、ベースが目立ってる曲でも
あります。
しかし、それ以上にスゴいのはRon Jarzombekの常人とは思えないほどの
高速ソロ。
レコーディングで、余裕の笑顔で弾きこなす姿が思い浮かびます(笑)

15,Adenosine Breakdown
ここまでの速さでの押しというのがなくなり、しっとりと弾くかと思いきや
味のある変態プレイで魅了します(笑)
様々なフレーズが飛び出してくるわりには、しっかりと曲がまとまってると
思いますね。

16,Adenosine Buildup
やはり最後はこうくるかという感じのテクニカルハイスピードチューンです。
非常にコミカルなものになってると思います。


素晴らしい作品です!!ありがとうRon Jarzombek!!

でも、万人にはお勧めできませんね(笑)
Mattias Ia EklundhRon Thalあたりで、変態系は大丈夫なんて
思っていてもまだまだ甘いというぐらいにぶっ飛んでます。

とりあえず、myspaceあたりでサンプル聴いてみてそれから決めましょう。
気に入ったら、あとは彼のサイトに行ってクリックして注文です!!

タブ譜など意外と充実してる彼のHP。自作ギターも見れますよ。

彼の変態具合に触れるには、まずはマイスペースで。

そして、この超絶変態バンドのマイスペース。
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今回、ご紹介するのはLWEというトリオのLucas,White,Edsey
というアルバムです。
正直、タイトルとアーティスト名が逆の方が良いと思うんですが...
このバンド、Frank Lucasというキーボード奏者を中心としたグループに
なっています。
彼のことを調べますと、けっこう有名なミュージシャンみたいです。
さらに、あのジョーダン・ルーデスの弟子であり友人であるというなかなか
興味深い経歴の持ち主なのです。
そんな彼のバンドのアルバムレビューです。

1,Liberty
非常に綺麗な旋律が印象的であります。
オーケストラサウンドとの組み合わせが、さらにその印象を強くしてる感が
ありますね。
それに加え、緩急のあるフレーズにより曲の構成に幅を持たせているのが
非常に聴き応えがありますね。

2,Sleight Of Hand And Foot
歪んだオルガンサウンドから始まるジャズロック的な雰囲気の曲。
アナログシンセのような発振系サウンドや、スリリングな音使いが
個人的に好みでした。
展開もドラマティック!!

3,A Note To Jordan
恐らく、ジョーダン・ルーデスへ贈る曲なのでしょう。
たしかに、DREAMTHEATERのソロタイムで彼が披露する曲でも
おかしくない出来ですね。
イントロの攻撃的なシンセリードはもちろんですが、どこか暖かく
コミカルで、キャッチーなサウンドはジョーダンの影響大って
ところでしょうか。

4,Hasta Manana
真っ先に思い浮かんだのが『情熱大陸』でした(笑)
ヴァイオリンが入ってるので、尚更そう聴こえます。
各々テクニカルなソロを弾く箇所があり、このアルバムの中で
最高にテンションが上がる曲のはずです。
この曲で、ウネウネ系のギターサウンドが登場するんですが、
誰なのでしょう?

5,Waiting For Bala
ケルティックな厳格(自分がそう思ってるだけ?)な雰囲気とは
対照的にポップな音使いもあるというなかなか面白い曲です。
こういうフレーズも、やはりルーデスからの影響なんだろうか?

6,The Nightcap
曲調としては、ややスムースジャズ寄りのフュージョンな印象さえ
受けるような感じです。
この優しいタッチは、Bob Jamesなんかの音使いに似てるかも。

7,A Dog And His Boy

こちらは、ジョージ・ウィンストンのような自然の情景が浮かんでくる
ような曲になってますね。
全体的にシンプルな印象なので、インストゥルメンタル音楽の
ヘヴィーリスナーでなくても、聴きやすいメロディと構成になってると
感じます。

8,The Good Life
どこか懐かしい雰囲気、歌詞を付けたくなる曲構成。
小学生のときの音楽会みたいので歌ったような曲をなんか思い出して
しまいました(笑)
そんなわけで、なんか聴きやすいんですよね。


実は、キーボード主体のアルバムを買ったのは今回が初めてなんです。
自身、ギターを弾くため、どうしてもギタリストの技巧やギタリストが
奏でるメロディというのを重視する傾向があるのですが、
このアルバムに関しては、サンプルを聴いた瞬間に欲しいと思いました。

とにかく、一曲一曲が作り込まれていますし、トリオ編成ならではの
持ち味を生かした曲によってアルバムが構成されているために
完成度が高いですね。

次回は、もっとクセのあるプレイヤー達も交えて新たな一面を
見たいなと思ったりします。

彼のソロアルバムあるっぽいですが、どうなんでしょう。オフィシャルHP

試聴して一発で好きになりました、彼らのマイスペース。
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ジェフ・ベックマイケル・ジャクソンのサポートメンバー、また、タッピングの女王として有名なJennifer BattenのサードアルバムであるWhatever
やはり、セカンドアルバムからサポートとして働いていた期間の経験というのが
このアルバムには色濃く出てますね。

1,Ass Whoopin
ヒップホップ的なビートに、シンプルなブルース系フレーズを載せたものです。
この独特なタイム感は、Jeff Beckの影響がかなり出てますね。
この一曲目から、このアルバムで彼女がやりたいことが見えてくると思います。

2,Ricochet
こちらもデジタルビート系です。
この曲全体に漂う怪しさ、SE的に使ってくるヴォイス、ハーモニクスとアーム
によるフレーズはかなりSteve Vaiを彷彿とさせますね。
彼のアルバムThe Ultra Zoneが好きな方は、非常に馴染みやすいはずです。

3,Off The Deep End
アフリカ的なリズムに加え、浮遊感のあるソロ。
彼女自身は、ウェザーリポートの影響で作った曲だと言ってました。
たしかに、彼女なりの表現の仕方でそういった雰囲気が出てます。

4,Whatever

この曲、明らかに最近のJeff Beck路線だと言い切れます。
彼とのツアー後、彼の影響受けて作ったというよりは、ジェフ・ベック
アルバムに収録予定のアイデアだったんじゃないかと推測してます。
ジェフ本人がゲスト参加してるんじゃないかと思うほど、フレーズ、音色が
激似でございます。

5,Fearless
今までになかった新しいチャレンジであるアコースティックによる楽曲。
インタビューによりますと、NAMMで出会った女性ギタリスト、Kaki King
のスタイルに感銘を受けての楽曲制作だったそうです。
2人とも、使うギターの形態は違えど、タッピングの巧いギタリストとして
知名度が高いですから、どこか共鳴する部分があったのでしょう。

6,Hooligan's Holiday
ソウルフルな女性ヴォーカルと彼女のアグレッシブなフレーズの絡みが
印象深いです。デビューアルバムにもこういったスタイルの曲があったので
少し懐かしいです。
彼女、ヴォーカリストと組ませても巧いんです。

7,In The Aftermath
荘厳な雰囲気の漂うこの曲、熱心なJeff Beckファンであれば気付いている
方もいるでしょう。こちら、インタビューでも語っている通り、
ジェフのアルバム収録曲のベースになっているものだそうです。
この曲聴きますと、当時のジェフのアルバムには彼女の存在というのが
とても大きいものであることを実感できます。

8,Run With It
彼女曰く、マクラフリンの影響で作った曲だそうです。
エスニックな雰囲気の中、フレーズがかなり入り組んでいる印象で
全体的に少し難解なイメージを抱くかもしれません。

9,Cupid's Arrow

彼女の親友の結婚のエピソードをイメージしてストーリー仕立てにした
曲だとか。
曲の雰囲気はと言いますと、男性の語りのBGMのごとくギターがさほど
目立たないという興味深いスタイルです。

10,Inner Journey

オナラ(を模したサウンド)を楽曲に取り入れるという前代未聞のスタイル。
正直、ほとんどギターは入っていません。
なぜか、オナラが音楽的なメロディを奏でるというインスト史上最も
ショッキングな曲だと言えるでしょう(笑)

彼女の狙いとして、いわゆる『ギターアルバム』ではなく、もっと音楽的
なアルバムを作りたかったそうです。
たしかに、唸ってしまうほどの強烈な速弾きが入ってるわけでもありません。
それでも、音楽的な魅力が満載なだけに長く味わい深く楽しめるアルバムだと
思います。


定期的にチェックしてると来日情報をキャッチできる姐さんのオフィシャルHP
(日本語版もあるのですが、文字化けします。)
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