忍者ブログ
テクニカルで変態な音楽が大好きな大学生がCDを紹介するブログ、
[8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

awhatever80.JPG.jpg















ジェフ・ベックマイケル・ジャクソンのサポートメンバー、また、タッピングの女王として有名なJennifer BattenのサードアルバムであるWhatever
やはり、セカンドアルバムからサポートとして働いていた期間の経験というのが
このアルバムには色濃く出てますね。

1,Ass Whoopin
ヒップホップ的なビートに、シンプルなブルース系フレーズを載せたものです。
この独特なタイム感は、Jeff Beckの影響がかなり出てますね。
この一曲目から、このアルバムで彼女がやりたいことが見えてくると思います。

2,Ricochet
こちらもデジタルビート系です。
この曲全体に漂う怪しさ、SE的に使ってくるヴォイス、ハーモニクスとアーム
によるフレーズはかなりSteve Vaiを彷彿とさせますね。
彼のアルバムThe Ultra Zoneが好きな方は、非常に馴染みやすいはずです。

3,Off The Deep End
アフリカ的なリズムに加え、浮遊感のあるソロ。
彼女自身は、ウェザーリポートの影響で作った曲だと言ってました。
たしかに、彼女なりの表現の仕方でそういった雰囲気が出てます。

4,Whatever

この曲、明らかに最近のJeff Beck路線だと言い切れます。
彼とのツアー後、彼の影響受けて作ったというよりは、ジェフ・ベック
アルバムに収録予定のアイデアだったんじゃないかと推測してます。
ジェフ本人がゲスト参加してるんじゃないかと思うほど、フレーズ、音色が
激似でございます。

5,Fearless
今までになかった新しいチャレンジであるアコースティックによる楽曲。
インタビューによりますと、NAMMで出会った女性ギタリスト、Kaki King
のスタイルに感銘を受けての楽曲制作だったそうです。
2人とも、使うギターの形態は違えど、タッピングの巧いギタリストとして
知名度が高いですから、どこか共鳴する部分があったのでしょう。

6,Hooligan's Holiday
ソウルフルな女性ヴォーカルと彼女のアグレッシブなフレーズの絡みが
印象深いです。デビューアルバムにもこういったスタイルの曲があったので
少し懐かしいです。
彼女、ヴォーカリストと組ませても巧いんです。

7,In The Aftermath
荘厳な雰囲気の漂うこの曲、熱心なJeff Beckファンであれば気付いている
方もいるでしょう。こちら、インタビューでも語っている通り、
ジェフのアルバム収録曲のベースになっているものだそうです。
この曲聴きますと、当時のジェフのアルバムには彼女の存在というのが
とても大きいものであることを実感できます。

8,Run With It
彼女曰く、マクラフリンの影響で作った曲だそうです。
エスニックな雰囲気の中、フレーズがかなり入り組んでいる印象で
全体的に少し難解なイメージを抱くかもしれません。

9,Cupid's Arrow

彼女の親友の結婚のエピソードをイメージしてストーリー仕立てにした
曲だとか。
曲の雰囲気はと言いますと、男性の語りのBGMのごとくギターがさほど
目立たないという興味深いスタイルです。

10,Inner Journey

オナラ(を模したサウンド)を楽曲に取り入れるという前代未聞のスタイル。
正直、ほとんどギターは入っていません。
なぜか、オナラが音楽的なメロディを奏でるというインスト史上最も
ショッキングな曲だと言えるでしょう(笑)

彼女の狙いとして、いわゆる『ギターアルバム』ではなく、もっと音楽的
なアルバムを作りたかったそうです。
たしかに、唸ってしまうほどの強烈な速弾きが入ってるわけでもありません。
それでも、音楽的な魅力が満載なだけに長く味わい深く楽しめるアルバムだと
思います。


定期的にチェックしてると来日情報をキャッチできる姐さんのオフィシャルHP
(日本語版もあるのですが、文字化けします。)
PR
alandscapealb1.jpg














初めて作ったブログである森の楽器屋さんで初めて紹介したギタリストをまた紹介するとは思いませんでした。
Daniel PalmqvistA Landscape Made From Dreamsです。
このアルバム、彼のデビューアルバムとなるわけですが、非常にクオリティの
高い作品に仕上がってると言えます。
是非聴いていただきたい作品ですね。
では、曲のレビューを。

1,Welcome
一曲目はこれからの物語の始まりを想像させるような壮大であり
繊細な印象が残るアコースティックによる小曲です。

2,Devil's Dance
へヴィーでシンフォニックな様子は、所属レーベルであるLion Music
であり、さらにはMind's Eyeを彷彿とさせるような壮大さをも
持ち合わせています。
この曲で奏でる彼のメロディはどちらかというとこじんまりとして
楽曲に沿ったソロということが言えるかもしれません。

3,Moment Of Clarity
Torben Enevoldsenを思わせるような、ギターバラードになっています。
彼をもう少しソフトな雰囲気を持たせたような曲ですね。
一音一音で『聴かせる』フレーズで構成されていて楽曲の雰囲気に
浸ることが出来ます。
終盤では、少々展開が変わりキーボードとの絡みもあり、飽きさせないですね。

4,If Things Were Different
Eric Johnsonのようなコードワークが光るミドルテンポの曲。
きらびやかなバッキングに対し、味のあるソロを聴かせてくれます。
彼のフレーズに加え、バックでのオルガンサウンドの使用など
非常に懐かしさも感じる曲になっています。

5,Riddle Me This

曲の雰囲気は、4曲目に似た感じですが、こちらのほうがよりメロディアスで
プログレッシブな印象を抱きます。
こちらでは、ピアノの音色は、曲の緊張感を醸し出していて、4曲目との
違いが出ています。

6,Carte Blanche

高速プログレチューンとも言うべきこの曲。
波のように押し寄せるシンセフレーズが、この曲の持つ雰囲気を表していると
思います。
ただ、速いというだけでなくキャッチーだったり、ハモリフレーズ、
ドラマティックな展開があったりと聴き所が満載です。

7,After The Rain
タイトルにも納得のバラード曲になります。
Mind's Eyeのような壮大な雰囲気にAndy TimmonsCry For You
のようなエモーショナルさを持ち合わせた印象の素晴らしい楽曲だと思います。

8,Truffle Shuffle

シャッフルのリズムが主体の、わりとブルース路線の曲でしょうか。
しかし、ブルースの泥臭さというようなものは出ておらず、
彼らしいきらびやかな音色が際立っておりまして、こういった
典型的なスタイルにも手を加えると全く違うものが出来上がるんだなと
関心さえしてしまいました。

9,Behind The Mirror
非常にダーク且つメロディアスな楽曲。また、2曲目のような
アグレッシブさを感じ取れます。
特に終盤のドラマテッィクな展開には、鳥肌ものです。

10,Song For Pongo
ファンク的要素を含んだ、リズムの曲ですね。
やはり、ここでもスタイルの枠にとらわれることなく、彼の持つ雰囲気に
曲を引き込めている辺りは流石です。
若干、Steve Vai的な香りがするかな・・・・・

11,Words Of Wisdom
少々John Petrucciのようなフレージングが印象的です。
各パートの同士のキメフレーズも決まっており、非常に一体感の出てる
楽曲ですね。
北欧版のドリームシアターのインストverといった雰囲気を感じ取れるかと

12,A Landscape Made From Dreams (Farewell)
このアルバム最後の曲は、他の曲に比べ頭一つ飛び出てると思います。
もちろん、他の楽曲の水準はかなり高いところにあるのですが、この
曲がレベルが高いです。
起承転結がはっきりとした構成になっていますし、彼の特徴がしっかりと
出ています。
前半は、どちらかというとメロディアスできらびやかな印象。
後半になりますと、Mind's Eyeを思わせるようなシンフォニックでダークな
音使いが光りますね。


本文中にMind's Eyeが出てきましたが、それもそのはずプロデューサー、
各パートのメンバーが彼らなんです。
納得なるほどです。
あと、記憶が正しければ、Mind's Eyeの新作に彼がゲスト参加してるとの
情報をクレジットで見た気がします。

とりあえず、ありますよ的なオフィシャルHP

彼のマイスペース

マインズアイのマイスペースも貼っときます。
オフィシャルブートレグに新たなアルバムが追加されました。
7CFCEF8DAE044A099BED6E08290A3600.jpg














ご存知、名盤との声も多いI&Wの完全再現ライブだと思われます。
このアルバム、待ってた方けっこう多いのでは?
日付見たところ、だいぶ前のライブなので音質面等、若干の不安が残りますが
とりあえず、買ってみようかと思います。

ECFA77B16C0C4E67BACD786B8425FBCB.jpg














続きまして、Falling Into Infinity のデモになります。
このデモシリーズ、オフィシャルブートレグの中でもけっこうマニアックなものですから、本当に欲しいマニア向けの作品ということになりますかね。

0947164EDE064521B849C6132CAE1377.jpg














さて、三枚目は以前日本でオクタヴァリウムツアーを行った際のカヴァーナイトで披露されましたDeep PurpleMADE IN JAPAN完全再現になります。
リッチー・ブラックモアのミスまでも再現してしまうという拘りよう。
恐らく、今回発表された中で一番人気が高いのではないでしょうか?

本物は基本的に本家サイトからしか買えません。
nogravityalb1.jpg














ANGRAのギタリスト、Kiko Loureiroのソロデビュー作No Gravityです。ヤングギター系とでも言いましょうか、現代のギターキッズ(言い回しが古い)にとても人気があるギタリストですね。
そんな、彼のアルバムとくればやはり期待しないわけにはってことで紹介させていただきます。
だいぶ、発売から年月経ってますが....

1,Enfermo
キコ的、というかまんまANGRAの音楽性を反映した曲ですね。
ヘヴィーメタルらしい重さ、そしてANGRAの特徴でもある、プログレッシブさ
を持ち合わせており、キコ、アングラファンであれば非常に馴染みやすい
曲に仕上がってるかと思います。

2,Endangered Species
80年代スタイルが集約されたストレートな曲です。
彼自身もこの頃に聴いていたギタリストとして、ヴィニー・ムーア
グレッグ・ハウポール・ギルバートなどを挙げていますが、
確かにそういったスタイルを巧くキコは消化しているように思えます。
曲の展開の仕方に関しては、Vinnie Moore。フレーズの組み立て方
なんかはPaul Gilbertの影響が伺えます。

3,Escaping
Joe SatrianiSummer Songを彷彿とさせるような軽快なバッキングに
これまた同曲を思わせるソロになっています。
ただ、アメリカンのザックリした感じではなく、ジャズ・フュージョン的
なアプローチのため新鮮な印象を抱きます。
一見、王道でありながらもなかなか玄人好みの展開など流石です。

4,No Gravity
アルバムタイトルのこのバラード曲、本人曰くサンタナの影響大だとか。
たしかに聴いてみると、ラテンのリズム等にその影響を感じ取れますね。
そこに爽やかでメロディアスなフレーズの数々、キコらしさがよく出てる
かと思います。

5,Pau-De-Arara
イントロは、ブラジルの伝統的楽器であるヴィオラ(クラシックのものとは
別だそうです)という12弦のアコースティックギターによるものです。
独特なリズムに、母国ブラジル音楽の影響を色濃く感じるフレーズの数々、
ブラジル音楽とヘヴィメタルの要素が上手く噛み合った大変興味深い曲に
仕上がっています。

6,La Force De L'Âme

序盤のスネアをブラシで叩いたり(キコ本人によるもの)、ピアノ、
クリーントーンでのギター等、ジャズ的なスタイルが目立ちます。
ですが、途中からヘヴィでエモーショナル&ドラマティックな
展開になります。
キコの解説によるとスローなサンバにするつもりが、ドラマーの
Mike Terranaがサンバというスタイルにハマらなかったので
このような展開になったそうです。
そんなこともあるのですね。
その時点でボツにしなかったのが結果的に良い曲に仕上がってますね。

7,Tapping Into My Dark Tranquility
タイトル通り、タッピングによる曲です。
ここでは、パーカッション導入により、若干ワールドミュージック
路線でもあります。この曲のタッピング、いわゆる右手だけで行う
ようなタイプものではなく、両手で、伴奏とメロディを弾くという
ものです。ここ最近、こういったスタイルで挑戦してくるギタリストが
増えてきましたね。
ちなみに、私は膝の上にギターを寝かせてタッピングするのが好き
だったりします。

8,Moment Of Truth
とてもハードロックな仕上がり。まさにギターアルバムと呼ぶに相応しい
とにかくギターがフューチャーされている曲調です。
ブラジル音楽的な雰囲気を持ってますが、北欧系に通じるメロディアスさ
なんかは、Torben Enevoldsenあたりを好きな方なんかは気に入るのでは
ないでしょうか?

9,Beautiful Language
これぞ、彼の原点というべきブラジル音楽の魅力が十分に詰まった
アコースティックスタイルでのブラジリアンジャズです。
彼のファンであれば、こういったスタイルも得意というか、『も』と
うよりは、これこそがキコの音楽であるはずなのですが。
さらに、ブラジリアンジャズでの彼を知りたい方はセカンドアルバムの
購入をお勧めします。

10,In a Gentle Way
非常に歌心溢れた、キャッチーな曲です。
それもそのはず、彼なりのビートルズへのオマージュ的な要素が
散りばめられてるそうで、ポップな仕上がりになってるとのことです。
弾き方の面でも、細かいところまで拘ったそうで、とても丁寧な
仕上がりになってると思います。

11,Dilemma
ANGRA的と言える、高速チューンです。
非常にドラマティックな展開もあります。
あまりの早さに、キコ自身も手を焼いたそうで。
ちなみに、高低差のあるイントロフレーズですが、これはローポジション
からハイポジションまで一気にスライドするこでこういったフレーズに
なります。
ヴィジュアル面でも非常に楽しめる曲ですね。

12,Feliz Desilusão
 懐かしい感じのするバラード曲。フュージョン的な曲調に仕上がってますね。
一音一音を丁寧に弾いてるという印象で、単なるテクニックだけの
ギターヒーローとは一味違う巧さというのを感じ取れるかと思います。

13,Choro de Criança
クラシックとスパニッシュ的なスタイルを合わせたスタイルの小曲です。
やはり、ブラジル育ちなだけにアコースティックの巧さが光りますね。


このアルバムを出す時点で、すでにギタリストしては完成の域にあったので
非の打ち所のないアルバムの出来は納得でしょう。
様々なスタイルに柔軟に対応できる彼は、現代ギタリストの中でも
評価が高いはずです。
そんな彼のデビューアルバム、是非お聴きあれ!


バッキングトラックとかも置いてあったりするキコ様のオフィシャルHP

デザインが簡素なマイスペース
435x366_lte_cover.jpg












絶対に続編は出ないと言われていた、Liquid Tension Experimentの第三弾が出ます。
しかも、今回はJohn Petrucciを抜きにしたトリオ編成です。
その名もLIQUID TRIO EXPERIMENT
別にペトルーシがこのプロジェクトのメンバーから外れてしまったわけではなく
彼が入院中奥様が出産のため、他の三人が録音したものを収録しているようです。
なので、純粋なサードアルバムではないかもしれませんね。
で、いろいろ調べてましたら実はLTE3をレコーディングしてたのとの事実!!
しかし、レーベルのマグナカルタがマスターを紛失という大失態。
ポートノイは激怒!!ということらしいです。
素晴らしいバンドなのでいずれアルバムを発表していただきたいものです。
<< 前のページ 次のページ >>
プロフィール
HN:
Mr.Pooh
性別:
男性
管理人Mr.Pooh直通メール
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
last.fm
最新TB
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
バーコード
ビジター